ユネスコは6月30日の会議で、長崎県と熊本県にある「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を世界遺産にすることを決めました。日本で22番目の世界遺産です。
世界遺産になったのは、日本がキリスト教を禁止していた時代に隠れて信じていた人たちが、祈ったり戦ったりした12の建物や場所です。ユネスコは、200年以上も知られないようにキリスト教を信じて伝えた歴史は世界のほかの場所では見ることができないと言っています。
世界遺産になった長崎県の大浦天主堂や熊本県の崎津教会には7月1日、たくさんの人が観光に来ていました。ニュースで知った人たちは「決まった次の日に来ることができてよかったです」とか「初めて来ましたがとてもいい所ですね」などと言っていました。