Japanese News: 運転免許証がん治療などで脱毛の人は帽子着用可能に

運転うんてん免許めんきょ証しょうがん治療ちりょうなどで脱毛だつもうの人ひとは帽子ぼうし着用ちゃくよう可能かのうに

Jul 15, 2018 05:07

Furigana

帽子ぼうしをかぶって撮影さつえいすることが原則げんそく認みとめられていない運転うんてん免許めんきょ証しょうの顔かお写真しゃしんについて、警察庁けいさつちょうはがん治療ちりょうなどで脱毛だつもうした人ひとには帽子ぼうしの着用ちゃくようを認みとめることを決きめました。運転うんてん免許めんきょ証しょうの顔かお写真しゃしんは道路どうろ交通こうつう法ほうの施行しこう規則きそくで帽子ぼうしをかぶることは認みとめられていませんが、警察庁けいさつちょうによりますと、がん治療ちりょうで脱毛だつもうするなど、医療いりょう上じょうの理由りゆうがある場合ばあいは現場げんばの判断はんだんで認みとめられることはあったものの、警察けいさつによって対応たいおうがまちまちだったということです。

このため、警察庁けいさつちょうはこうした人ひとには帽子ぼうしの着用ちゃくようを認みとめることを決きめ、全国ぜんこくの警察けいさつに指示しじする通達つうたつを出だしました。

この中なかでは、現場げんばの判断はんだんで認みとめられていた、かつらやウイッグなどの着用ちゃくようについても同様どうように認みとめるよう明記めいきしたということです。

さらに、免許めんきょ証しょうの写真しゃしんについて相談そうだんを受うけたり、帽子ぼうしをかぶっている理由りゆうを確認かくにんしたりする場合ばあいは、相談そうだん室しつで個別こべつに話はなしを聞きくなどプライバシーに十分じゅうぶん配慮はいりょすることも求もとめています。

こうした点てんについて、警察庁けいさつちょうは今後こんご、道路どうろ交通こうつう法ほうの施行しこう規則きそくを改正かいせいし、明記めいきすることを検討けんとうするとしています。

「全国ぜんこくがん患者かんじゃ団体だんたい連合れんごう会かい」の天野あまの慎まこと介かい理事りじ長ちょうは「がん治療ちりょうで髪の毛かみのけが抜ぬけ、免許めんきょ証しょうの写真しゃしんを撮とるときにどうすればいいか悩なやんでいるがん患者かんじゃは多おおく、運転うんてん免許めんきょ証しょうの写真しゃしんのために医療いりょう用ようの高価こうかなウイッグを購入こうにゅうしたという女性じょせいもいた。警察庁けいさつちょうの指示しじで全国ぜんこくの警察けいさつの対応たいおうに差さがなくなることは朗報ろうほうだ」と話はなしていました。