JAXAが19日、記者会見して明らかにした最新の観測結果によりますと、直径およそ900メートルの「リュウグウ」の地表の温度は、太陽光の当たり具合によって摂氏30度から100度ほどで、地表での探査活動に大きな問題はないことがわかりました。
また、自転の軸が太陽に対してわずかに傾いているため、それぞれの場所に夏の期間と冬の期間が存在し、15か月余りで季節がめぐります。
小惑星の温度変化を観測すると、地表にある物質が細かい砂か大きな岩かもわかるということで、今月20日ごろには地表までの高度を6000メートルほどに、来月7日ごろには1000メートルほどに下げて、さらに細かい観測をする予定です。
そして、着陸場所として適した岩石が少ない場所を選び、ことし9月か10月に「はやぶさ2」を「リュウグウ」に着陸させるということです。
JAXAの吉川真ミッションマネージャは「リュウグウという小惑星が科学的に非常に興味深いことがわかってきた一方で、地表には岩の塊が非常に多いこともわかった。安全のため、着陸は平らな場所を選びたいので、今後、低い高度からの観測で適切な場所を探したい」と話していました。
日本の小惑星探査機「はやぶさ2」は、先月27日、地球からおよそ3億キロ離れた小惑星「リュウグウ」に到着し、上空2万メートルからの観測を始めています。
JAXAが19日、記者会見して明らかにした最新の観測結果によりますと、直径およそ900メートルの「リュウグウ」の地表の温度は、太陽光の当たり具合によって摂氏30度から100度ほどで、地表での探査活動に大きな問題はないことがわかりました。
また、自転の軸が太陽に対してわずかに傾いているため、それぞれの場所に夏の期間と冬の期間が存在し、15か月余りで季節がめぐります。
小惑星の温度変化を観測すると、地表にある物質が細かい砂か大きな岩かもわかるということで、今月20日ごろには地表までの高度を6000メートルほどに、来月7日ごろには1000メートルほどに下げて、さらに細かい観測をする予定です。
そして、着陸場所として適した岩石が少ない場所を選び、ことし9月か10月に「はやぶさ2」を「リュウグウ」に着陸させるということです。
JAXAの吉川真ミッションマネージャは「リュウグウという小惑星が科学的に非常に興味深いことがわかってきた一方で、地表には岩の塊が非常に多いこともわかった。安全のため、着陸は平らな場所を選びたいので、今後、低い高度からの観測で適切な場所を探したい」と話していました。