今回の
豪雨による
被害で、
なお3000
世帯以上で
断水が
続いている
広島県呉市では、
市が
住宅地に
水を
送る新たな
ポンプを
確保し、
今後1か月ほどかけて
断水を
解消させることになりました。
今回の
豪雨で
大きな被害が
出た
広島県呉市では、
なお8つの
地区の
合わせて3700
世帯で
断水が
続いています。
このうち、およそ3200世帯が断水している川尻地区では、豪雨による土石流で住宅地に水を送るポンプの施設が流され、復旧のめどが立たない状況になっていました。
これまで、呉市では、大量の土砂に埋まったポンプを掘り起こして再利用することを検討していましたが、深刻な破損状況だったため、新たに別のポンプを確保したということです。
新たなポンプは土石流のあった現場から100メートルほど離れた場所に置く計画で、設置に時間がかかるため、断水が解消されるまでには、今後、1か月ほどかかる見通しだということです。
川尻地区では臨時の給水所が17か所設けられていますが、1度に多くの水を持ち運べないお年寄りも少なくないということで、呉市は「断水が解消できるまでは、給水車で地区を巡回して水を配るなどして少しでも住民の負担を軽くしたい」としています。