Japanese News: 夏かぜ「ヘルパンギーナ」の患者数３県で警報レベル

夏なつかぜ「ヘルパンギーナ」の患者かんじゃ数すう３さん県けんで警報けいほうレベル

Aug 3, 2018 04:08

Furigana

幼おさない子こどもがかかりやすく、一般いっぱんに夏なつかぜと呼よばれる感染かんせん症しょうの「ヘルパンギーナ」の患者かんじゃ数すうが山形やまがた県けん、新潟にいがた県けん、それに静岡しずおか県けんで警報けいほうレベルを超こえ、専門せんもん家かは手洗てあらいなど感染かんせん予防よぼうの対策たいさくを徹底てっていするよう呼よびかけています。「ヘルパンギーナ」は幼おさない子こどもがかかりやすく、夏なつに患者かんじゃが増ふえることから一般いっぱんに夏なつかぜとも呼よばれるウイルス性せいの感染かんせん症しょうで、38度どを超こえる発熱はつねつや、口くちの中なかに水みずぶくれができるなどの症状しょうじょうが特徴とくちょうです。

国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょが先月せんげつ22日にちまでの１いち週間しゅうかんに、全国ぜんこくのおよそ3000の医療いりょう機関きかんからの報告ほうこくをまとめたところ、１いち医療いりょう機関きかん当あたりの患者かんじゃ数すうが、山形やまがた県けんで8.33人にん、静岡しずおか県けんで7.48人にん、新潟にいがた県けんで6.63人にんと国くにの警報けいほう基準きじゅんである６ろく人にんを上回うわまわりました。

また、同おなじように、夏なつかぜの一ひとつとされ、口くちや手足てあしに発はっしんなどが出でる「手足てあし口ぐち病びょう」も、５月ごがつ上旬じょうじゅんから大幅おおはばに患者かんじゃ数すうが増ふえていて、特とくにことしはウイルスのタイプから重おもい症状しょうじょうを引き起ひきおこすおそれがあるとして、手洗てあらいを十分じゅうぶんに行おこなうほか、手てを拭ふくタオルを共有きょうゆうしないなど感染かんせん予防よぼうの対策たいさくを徹底てっていするよう呼よびかけています。

国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょ感染かんせん症しょう疫学えきがくセンターの藤本ふじもと嗣人じん第だい４よん室長しつちょうは、「例年れいねんと比くらべて特別とくべつに大おおきな流行りゅうこうになる兆きざしはないが、患者かんじゃ数すうは増ふえていて、子こどもが集あつまる施設しせつや幼おさない子こどもがいる家庭かていでは注意ちゅういしてほしい」と話はなしています。