その結果、野崎さんの遺産は現金や株式、債権などがおよそ14億6000万円あり、債務を差し引いても、13億2000万円が残されていることがわかったということです。
遺言書をめぐっては、野崎さんの親族が無効を求める裁判を和歌山地方裁判所でおこしていて、遺産相続はまだ行われていません。
仮に遺言書の有効性が認められ、田辺市への寄付が行われたとしても、妻だった須藤容疑者は、半分のおよそ6億6000万円を相続できる立場にありました。
捜査関係者によりますと、微量の覚醒剤が自宅の1階で台所を中心に検出されたということで、警察は元妻が覚醒剤を使った際に飛び散った可能性があるとみて調べています。
警察は元妻の認否を明らかにしていません。
3年前の平成30年5月、和歌山県田辺市の会社社長で、“紀州のドン・ファン”とも呼ばれていた野崎幸助さん(77)が自宅で急性覚醒剤中毒で死亡しているのが見つかった事件で、警察は28日、殺人などの疑いで元妻の須藤早貴容疑者(25)を東京都内のマンションで逮捕し、和歌山県の田辺警察署に移送しました。
これまでの捜査で、自宅の1階で台所を中心に微量の覚醒剤が検出されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
一方、野崎さんが死亡していた2階からは、ほとんど検出されなかったということです。
このため、警察は須藤容疑者が野崎さんに摂取させるために覚醒剤を台所などで使用し、その際、微量の粉末が飛び散った可能性もあるとみて詳しく調べています。
警察は、須藤容疑者の認否を明らかにしていません。
その結果、野崎さんの遺産は現金や株式、債権などがおよそ14億6000万円あり、債務を差し引いても、13億2000万円が残されていることがわかったということです。
遺言書をめぐっては、野崎さんの親族が無効を求める裁判を和歌山地方裁判所でおこしていて、遺産相続はまだ行われていません。
仮に遺言書の有効性が認められ、田辺市への寄付が行われたとしても、妻だった須藤容疑者は、半分のおよそ6億6000万円を相続できる立場にありました。