中国共産党系の国際紙「環球時報」の英語版は29日、専門家の分析として「中国の人口が早ければ2022年にもピークに達し、減少に転じる可能性がある」との見通しを伝えました。実際に減少に転じれば、大量の餓死者が出た1961年以来となるとしています。
その上で、「人口抑制策の廃止や複数の子どもを産む夫婦への補助金など新たな政策が必要だ」と指摘。「人口の減少は労働力の低下につながり、長期的な景気低迷を引き起こす可能性がある」と危機感を示しています。
中国では去年、10年に一度の国勢調査を実施していて、その結果が注目されています。