過去最多の56
人が
立候補した
東京都知事選挙で、
選挙ポスターの
掲示板の
枠が
不足したことは、
選挙権の
平等を
保障した
憲法に
違反するとして、
元候補者が
都選挙管理委員会に
選挙を
無効にするよう
求めました。
7日に投票が行われた都知事選挙には、過去最多の56人が立候補しましたが、都の選挙管理委員会が設置した選挙ポスターの掲示板には、48人分しか枠がなかったため、8人の候補者はクリアファイルで外側に掲示する対応がとられました。
これについて、元候補者の1人が、8日、選挙権の平等を保障した憲法に違反するとして、都の選挙管理委員会に対し選挙の無効を求める異議申し立てを行いました。
元候補者は「クリアファイルでは、ポスターが、雨や風で斜めに曲がってしまい有権者がきちんと、見ることができなかった。同じ条件ではなかった」と、会見で訴えました。
選挙に不服がある候補者などは、公職選挙法に基づき異議申し立てを行えるということで、都選挙管理委員会は「書類を確認して適切に対応したい」とコメントしています。