ドジャースは9日、相手の本拠地フィラデルフィアで、現在ナショナルリーグ東部地区1位で、西部地区1位のドジャースを上回る勝率を挙げているフィリーズと対戦しました。
大谷選手は3連戦の初戦となったこの試合に1番・指名打者で先発出場し、1回の第1打席は、相手の先発ウィーラー投手に2球で追い込まれたあと3球目のインコース高め157キロの速球を空振りし、三振となりました。
3点をリードされた3回は1アウトランナーなしで第2打席に立ち、ウィーラー投手の高めのカットボールを打って詰まりながらも逆方向のレフト前に運び、3試合連続のヒットで塁に出ました。
このあと二塁へ今シーズン21個目の盗塁を成功させましたが、後続のバッターが続かず得点に結び付きませんでした。
9点をリードされた5回は、9番・ビジオ選手のソロホームランで1点を返した直後、第3打席に入りフォアボールを選びました。
大谷選手は1対9のまま迎えた7回、ノーアウト一塁で打席が回ってきましたがここで代打が送られて途中交代となりました。
大谷選手が試合途中で退くのは5月16日以来、今シーズン4回目です。この試合は2打数1安打、フォアボールが1つで打率は3割1分5厘に上がりました。
試合はドジャースが1対10で敗れて3連戦の初戦を落としました。
ドジャース 主力選手を温存し「次に集中」
リーグ屈指の強豪どうしの対戦として注目された試合でしたが、ドジャースは4回に満塁ホームランを含む6失点を喫するなど、大量リードを許す展開となり、5回の守備でフリーマン選手を交代したほか、7回には大谷選手に代打を送るなど主力選手を温存しました。
さらに7回の2アウトからは、リリーフ陣の消耗を防ぐため、それまでショートを守っていたキケ・ヘルナンデス選手がマウンドに上がりました。
ロバーツ監督は「今夜の試合は恥ずかしいものだった」としたうえで、「ただ選手起用に関しては恥ずかしいものではない。まだこのカードを勝ち越すチャンスがあり、この試合を水に流して次に集中しようとしていた。あすは失点を防ぎ、より多くの得点をボードに残したい」と巻き返しを誓っていました。