26
日の
債券市場では、
日本国債を
売る動きが
強まり、
午前の
取り引きで
長期金利は0.880%をつけて、2013
年7
月以来およそ10
年ぶりの
水準まで
上昇しました。
国債は、売られると価格が下がって、金利が上昇するという関係にあります。
26日の債券市場では、日本国債を売る動きが強まり、長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが、午前の取り引きで0.880%まで上昇しました。
2013年7月以来、およそ10年ぶりの水準です。
背景にはアメリカの長期金利が再び上昇していることがあります。
アメリカでは、経済の堅調さを示す指標が相次いで発表されていることを受けて、金融引き締めの長期化が改めて意識され、アメリカの長期金利の指標となる10年ものの国債の利回りが再び上昇しています。
この影響で日本でも長期金利の上昇圧力が高まっています。
市場関係者は「長期金利の水準は、日銀が事実上容認している1%にじりじりと近づいているが、これについて日銀が来週開く金融政策決定会合でどのような見解を示すのか注目されている」と話しています。