「月食」は太陽と地球と月がほぼ一直線に並ぶ時に地球の影に入った月が欠けたように見える現象です。
国立天文台によりますと国内で「月食」が見られるのは去年11月の「皆既月食」以来で、今回は月の直径のおよそ13%が欠ける「部分月食」だということです。
今回の「部分月食」は全国各地で同じ時間に西の空で観測することができ、NHKが千葉県や鹿児島県などで撮影した映像では午前4時半すぎから月が地球の影に徐々に覆われ、欠け始めていく様子がはっきりと捉えられました。
そして欠け始めからおよそ40分後の午前5時すぎに月が最も大きく欠けたあと、午前6時前には元に戻り、1時間半ほどの天体ショーが終わりました。
次に国内で「月食」が観測できるのは2年後の2025年3月14日だということです。