損害保険大手の
東京海上日動火災保険は、
システムの
設定ミスによって、
複数の
保険代理店がおよそ5
年間にわたって
本来アクセスできない
契約者の
個人情報を
閲覧できる状態にあり、
最大で3000
件の
個人情報が
漏えいして
閲覧された
可能性があると
発表しました。
東京海上日動火災保険によりますと、個人情報が漏えいした可能性があるのは、保険販売の代理店どうしをつなぐシステムです。
このシステムでは、損害保険会社や生命保険会社の契約者の名前や住所、保険内容などの個人情報を共同で管理していますが、本来アクセスする権限のない複数の代理店が、およそ5年間にわたって契約者の個人情報を閲覧できる状態にあったということです。
ことし7月に、一部の代理店からの指摘で問題が発覚したということで、東京海上日動火災保険が調べたところ、自社の社員によるシステムの設定ミスが原因だったことがわかりました。
会社によると、最大で3000件の個人情報が閲覧された可能性があるとしています。
東京海上日動火災保険は「大変なご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。個人情報が漏えいして代理店の営業活動などに使われていないかなど調査を進めていますがこれまでのところそうした事実は確認されていません」としています。