中国 上海で、
輸入品などを
集めた
大規模な
国際見本市が
始まりました。
中国は
市場の
開放をアピールしたい
考えですが、
国内需要の
停滞で
輸入は
減少が
続いていて、
中国市場に対する企業の
姿勢が
注目されます。
中国 上海で5日に開幕した「中国国際輸入博覧会」は、輸入拡大を目指し習近平国家主席が主導して開いているものです。
開幕式で李強首相は「中国は市場を開放し、みずからの発展だけでなく世界に幸福をもたらす。中国市場のチャンスを一貫して喜んで共有する」と述べ、市場の開放を続ける姿勢を強調しました。
ことしは128の国と地域の企業が出展していて、日本からも大手衣料品チェーンなどのほか、JETRO=日本貿易振興機構を通じて、およそ150社が参加しています。
このうち消費財のブースでは、新型コロナの感染拡大以降、需要が高まっているキャンプ用品やペット用品などが紹介されているほか、食品のブースでは、およそ150種類の日本の酒が試飲できるコーナーも設けられています。
中国では不動産市場の低迷や、雇用への不安などを背景にした国内需要の停滞で、輸入が7か月連続で減少しています。
JETRO上海事務所の高山博副所長は「中国では消費の回復が不十分なので、売れるものを見極める必要がある。ただ、中国市場は大きいので、ビジネスチャンスを逃すべきではない」と話していました。