松井さんは、野球の楽しさを知ってもらおうと2015年から日本とアメリカで野球教室を開いていて、5日、八王子市の野球場で開かれた教室には全国から30組の親子が参加しました。
松井さんは、みずからバッティングピッチャーを務めて参加した小学生にバッティングを指導し、「ナイスバッティング」などと声をかけていました。
このあと、松井さんが打席に入ってバッティングを披露しましたが、31スイングしてホームラン性の当たりは出ず、終盤、フェンスは越えたもののファールゾーンにボールがそれると倒れ込んで悔しがり、「きょうは私がとうとうホームランを打てなくなった記念日です」と話して笑いを誘っていました。
松井さんは野球教室のあと、「皆上手でレベルが高かった。分かりやすく基本的なことを伝えたいと思った」と話したうえで、ホームラン性の打球が出なかったことについては「次回から狭い球場を選ぶのと、金属バットを個人的には復活させようと思います」と冗談を交えて答えていました。
また、2028年夏のロサンゼルスオリンピックで野球が追加競技として2大会ぶりに復活することについて、「オリンピックという世界的に大きな大会で、野球が排除されるというのは野球人としてはさみしいので、個人的にうれしいし、野球にとってすばらしいことだと思う」と話しました。