最高裁判所の
新しい判事に
弁護士出身の
宮川美津子氏が
就任し、「さまざまな
意見に
耳を
傾けて
公平で
妥当な
判断が
できるように
努めたい」と
抱負を
語りました。
宮川判事は63歳。
定年退官した山口厚 元判事の後任として6日、最高裁判所判事に任命され、就任会見に臨みました。
弁護士として知的財産関連の裁判に携わり、慶應義塾大学法科大学院の講師や日弁連=日本弁護士連合会の知的財産センターの委員長などを務めました。
宮川判事は、「さまざまな意見に耳を傾けて公平で妥当な判断ができるように努めたい。ほかの職員たちとのチームワークを大切にし、ほかの判事とも十分に議論したい。これまでの仕事で得た知見や経験を生かしていきたい」と抱負を述べました。
最近注目している司法の動向について、「裁判のデジタル化によって国民が司法にアクセスしやすくなり利便性の向上が期待できるし、裁判手続きの迅速化にもつなげてほしい。日本の知財関係の情報を積極的に海外に発信する重要性も高まっている」と述べました。
宮川判事の就任により、最高裁判所の裁判官15人のうち女性は3人となりました。