CIA(アメリカ中央情報局)のバーンズ長官が人質の奪還などについて協議するため、イスラエルを訪問したとアメリカメディアが伝えました。
ニューヨーク・タイムズなどによりますと、バーンズ長官は5日にイスラエルに到着し、ガザ地区を巡る情勢やハマスが拘束している人質の奪還などについて、ネタニヤフ首相や対外諜報機関モサドのバルネア長官らと協議するということです。
また、人質を巡るハマスとの交渉で重要な役割を果たしているカタールのほか、エジプトやヨルダンなどアラブ諸国も訪問するとしています。
外交官出身のバーンズ長官は、ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高いことを一貫して指摘したり、米中関係の修復に向けて中国を極秘訪問したりしたと報じられるなど、バイデン政権の対外戦略で存在感を示しています。