GMミーティングはリーグ運営の改善点などを話し合うため毎年、この時期に開かれる会合で、選手との契約交渉の時期と重なるため注目選手の去就も大きな話題となります。
ことしはアリゾナ州スコッツデールのホテルで7日から3日間の日程で行われ、初日から各球団のゼネラルマネージャーが報道陣の取材に応じました。
このうちエンジェルスのミナシアンゼネラルマネージャーは、大谷選手について「交渉については話さないが、うちはプレーするのに望ましい場所だと思っている。うちはことし73勝のチームなので、選手1人だけではなく多くのポジションで補強が必要だ」と話し、大谷選手の残留に期待をのぞかせました。
マリナーズのディポトゼネラルマネージャーは「FAについては話さない。大谷は30チームすべてがほしいと思う選手だ」と話すにとどめたほか、ことしのワールドシリーズを制したレンジャーズのヤングゼネラルマネージャーは「補強のポイントは先発とリリーフの投手陣。バッターもほしい。勝ちたいと思う選手たちがチームにいてくれることを願っている」と話しました。
一方、ヤンキースのキャッシュマンゼネラルマネージャーは「誰もが知っているように大谷はすばらしい選手。何が実現可能で、何ができないのかを話し合って見極めるつもりだ」と話し、今後の交渉の可能性を排除しませんでした。
8日はドジャースやジャイアンツなどの編成部門のトップが取材に応じる見込みで、大谷選手に関してどのような発言が出るか注目です。