アメリカのメディアが有力候補にあげる球団をまとめました。
◆ドジャース
アメリカのメディアが大谷選手の移籍先として真っ先に候補にあげるのがです。ここ11年で地区優勝10回と安定した強さがあり、観客動員数も10年連続で大リーグトップを維持している人気球団です。
ロサンゼルスに本拠地を置くため気候も温暖で、大谷選手にとっては環境の変化も少ないことからアメリカのメディアは「最も理にかなっている」として移籍先の最有力候補にあげています。
資金力も豊富なため大谷選手だけでなく山本由伸投手の移籍先としても有力な候補の1つとして取り上げられています。
◇ジャイアンツ
本拠地はカリフォルニア州サンフランシスコ。
去年、FAだったヤンキースのジャッジ選手やツインズのコレア選手の獲得に乗り出したものの不調に終わり、このオフは補強するための資金に余裕があるとされています。
2010年代にはワールドシリーズを3回制しましたが、ここ5年はプレーオフに進出したのは1回だけで、今シーズンまでパドレスを率いたメルビン監督が新たに就任し、巻き返しをはかります。
◆レンジャーズ
本拠地はテキサス州アーリントン。
おととしにはシーズン102敗を喫しましたが、ことしは7年ぶりにプレーオフに進出し、悲願のを果たしました。
大谷選手とともにことしのシーズンMVPの最終候補に入ったシーガー選手とシミエン選手は2年前に大型補強でレンジャーズに加入した選手たちで、黄金時代をつくるためにも、さらに積極的に補強を進める可能性があります。
◇メッツ
本拠地はニューヨークで、千賀滉大投手が所属しています。
今シーズンの年俸総額は3億4000万ドル、日本円でおよそ510億円を超え、30球団で唯一、3億ドルを超えました。
投資家のコーエン氏がオーナーを務めるなど資金力は球界ナンバー1です。
今シーズンはシーズン途中に主力選手を放出し、チームの再建に着手しているため、このオフは投打に積極的な補強に動くと見られています。
◆レッドソックス
本拠地はボストンで、吉田正尚選手が所属しています。
2018年にワールドシリーズ優勝を果たして以降、ベッツ選手やボガーツ選手などチームの顔となってきた選手が次々と移籍し、今シーズンは2年連続で地区最下位に終わりました。
ことしのチームの年俸総額は30球団中13位で、来シーズンに向けて補強にかける資金には余裕があります。
◇マリナーズ
本拠地はシアトル。昨シーズンは2001年以来、21年ぶりにプレーオフ進出を果たしました。
イチローさんのまな弟子としても知られるフリオ・ロドリゲス選手など若手の有望株が多いチームです。
シアトルで行われたことし7月のオールスターゲームでは、大谷選手の打席で球場のファンから「シアトルに来て!」と大合唱が起き、話題になりました。
◆エンジェルス
本拠地はカリフォルニア州アナハイム。
9年連続でプレーオフを逃しているチームにとって、このオフ最大の課題は大谷選手の残留を実現できるかどうかです。
大谷選手にとっては二刀流への理解も含め、慣れ親しんだ環境が変わらないというメリットはありますが、来シーズンはエースの大谷選手自身が登板できないだけに、上位進出のためには長年の課題でもある投手力の向上が不可欠です。