パレスチナのガザ
地区に
地上侵攻するイスラエル
軍の
報道官は7
日夜、
軍事作戦の
開始から1
か月間にハマス
側の
地下トンネルの
出入り口100
か所以上を
破壊したとするとともに「ハマスの
戦闘員たちは
いずれ停戦が
あると
考えているかも
知れないが
停戦はない」と
強調し、ガザ
市の
中心部に
向けてさらに
攻勢を
強める構えです。
イスラエル軍のハガリ報道官は7日夜、イスラエル軍の歩兵部隊がガザ市の奥深くに入り、空軍や海軍などとともにハマスへの軍事的な圧力を強めていると説明しました。具体的には軍事作戦の開始から1か月間にハマス側に関連する1万4000以上の標的を破壊し、ハマス側の戦闘員が移動や待ち伏せに使っている地下トンネルの出入り口100か所以上を破壊したとしています。
ハガリ報道官は「先の道のりは長い。ハマスの戦闘員たちはいずれ停戦があると考えているかも知れないが停戦はない。われわれは前進を続ける」と述べ、ガザ市の中心部に向けてさらに攻勢を強める構えです。
パレスチナのメディアは8日朝にかけてガザ市の南北からイスラエル軍の地上部隊が侵攻していると伝えています。
これに対し、ハマスの軍事部門カッサム旅団は8日朝、イスラエル軍の戦車や軍用車両に対戦車ミサイルなどで反撃したとSNSに投稿し、抵抗を続けているとしています。
医療機関が戦闘の巻き添えになるケースも相次いでいます。パレスチナ赤新月社は7日「医療物資を運んでいた車列が攻撃を受けた」とSNSに投稿しました。
トラック5台からなる車列がガザ市北部にあるクッズ病院などの施設に医療物資を運んでいたところ攻撃を受け、トラック2台が損傷し、運転手1人が軽いけがをしたということです。
パレスチナ赤新月社は、「ガザ地区やその北部地域に重要な支援と必要不可欠な物資が速やかに届くよう要請する」としています。