米ペンシルベニア州で行われたメジャーリーグ・サッカー(MLS)の試合中、1匹のアライグマがフィールドに侵入してピッチを走り回る騒ぎがあった。
同州チェスターのスバルパークで15日に行われたフィラデルフィア・ユニオンとニューヨーク・シティFCの試合中の出来事。アライグマがピッチの端から端まで走り回り、ごみ箱で捕まえようとする球場スタッフをかわし続けた。
解説者はこの騒ぎを見ながら「彼にボールを見つけてやらないと。ミッドフィールドの中央でとてもいい動きをしている」と冗談を飛ばし、「独特のエンターテインメント」と言い添えた。
試合は5分間中断し、スタッフがようやくアライグマを捕まえた。
MLBはこのアライグマを「ラキーニョ」と命名。その後無事に保護され、放されたと説明し、「非公式ながら、アライグマのラキーニョが今夜、フィールドにいた時間は161秒。MLS史上最長だった」とX(旧ツイッター)に書き込んでいる。
試合は無事再開され、ニューヨーク・シティFCが2―1で勝利した。