秋田県鹿角市の
山林で
倒れていた
男性の
遺体を
搬送しようとしていた
警察官2
人がクマに
襲われたことを
受けて、
現場付近まで
安全を
確保しながら
車で
移動して
遺体を
運び出せるよう、
林道の
道幅を
広げる工事が
始まりました。
鹿角市十和田大湯の山林では、今月18日に男性が遺体で見つかり、運び出そうとしていた警察官2人がクマに襲われ、頭や腕などに大けがをしました。
警察などは、山林にはクマがいるおそれがあるうえ、現場が斜面になっていて車では十分に近づけないことから安全の確保が難しいとして、遺体の搬送を中断しています。
これを受けて警察や鹿角市などが対応を検討した結果、車で安全を確保しながら遺体の近くまで移動するため、林道の道幅を広げることになり、21日朝から国から委託を受けた業者が工事を始めました。
工事は、車で入ることができない林道の途中から遺体付近までの数百メートルの区間で行われています。
警察によりますと、工事にかかる日数は未定で、男性の遺体は林道から50メートルほど離れた斜面の茂みにあることから、現時点で遺体を搬送できる見通しは立っていないということです。