東京都で21日、車の後ろの席に乗っていた2歳の女の子が、パワーウインドーに挟まれて亡くなりました。パワーウインドーは、スイッチを押すと、開いたり閉まったりする窓です。
国などによると、車のパワーウインドーでけがをした事故は、最近の15年で12件ありました。
日本自動車連盟の実験では、パワーウインドーは閉まる力が強くて、8歳の男の子は閉まり始めた窓を手で止めることができませんでした。
国などは、特に0歳から3歳ぐらいの子どもの事故に気をつけるように言っています。パワーウインドーを閉めるとき、大人は子どもの顔や手が窓の外に出ていないかよく見て、「窓を閉めるよ」などと知らせることが大切です。子どもが自分で開けたり閉めたりできないように、窓のスイッチをロックすることも必要です。