仏ふつ大統領だいとうりょう ニューカレドニアで“部隊ぶたい駐留ちゅうりゅう続つづけ早期そうき収拾しゅうしゅう図はかる”

南太平洋みなみたいへいようのフランス領りょう、ニューカレドニアの中心ちゅうしん都市とし、ヌメアやその周辺しゅうへんでは、今月こんげつ13日にち以降いこう、フランスからの独立どくりつを目指めざす先住民せんじゅうみんの一部いちぶなどによる暴動ぼうどうが起おき、死者ししゃも出でる事態じたいになっていて、フランス政府せいふは現地げんちに非常ひじょう事態じたい宣言せんげんを出だしています。

混乱こんらんが続つづく中なか、フランスのマクロン大統領だいとうりょうは、日本にっぽん時間じかんの23日にち朝あさ7時じ前まえ、ダルマナン内相ないしょうやルコルニュ国防こくぼう相しょうとともに、専用せんよう機きでニューカレドニアの空港くうこうに到着とうちゃくしました。

ロイター通信ろいた-つうしんによりますとマクロン大統領だいとうりょうは「近ちかく、大おおきな作戦さくせんを予定よていしていて、国くに全体ぜんたいの秩序ちつじょは回復かいふくするだろう」としたうえで、「必要ひつようがあれば治安ちあん部隊ぶたいを駐留ちゅうりゅうさせる」と話はなし事態じたいの早期そうき収拾しゅうしゅうを図はかる考かんがえを示しめしたということです。

ニューカレドニアでは、地方ちほう参政さんせい権けんを新あたらしく移住いじゅうしてきた住民じゅうみんに与あたえようという憲法けんぽうの改正かいせい案あんがフランスの議会ぎかいで議論ぎろんされていることに対にたいし、先住民せんじゅうみんの票ひょうの重おもみが失うしなわれるとして反発はんぱつが起おきていて、フランスメディアはこれが暴動ぼうどうの発端ほったんになったと伝つたえています。

マクロン大統領だいとうりょうは、23日にち、現地げんちの政党せいとうの指導しどう者しゃなどとの面会めんかいを予定よていしています。

現地げんちで土産物みやげもの店てんを営いとなむ高橋たかはしリサさんは、ここ数すう日にちは落ち着おちつきを取り戻とりもどしつつあるとしたうえで「大統領だいとうりょうの訪問ほうもんが吉きちと出でるか凶きょうと出でるか予測よそくがつかない。少すこしでも早はやく元もとどおりの生活せいかつが戻もどり、観光かんこう客きゃくを迎むかえたい」と話はなしていました。