ソニー
グループの
十時裕樹社長は、
アメリカの
メディア大手、パラマウント・グローバルに
買収を
提案していると
報じられたことについて、「
一般論として
いろいろな
機会は
積極的に
検討して
いくのが
基本のスタンスだ」と
述べました。
ウォール・ストリート・ジャーナルなどアメリカの複数のメディアは今月2日、関係者の話として、ソニーグループ傘下の映画会社が投資ファンドと共同でアメリカのメディア大手、パラマウント・グローバルに対し260億ドル、日本円でおよそ4兆円で買収を提案していると伝えました。
これについてソニーグループの十時裕樹社長は23日に開かれた経営方針説明会で、「一般論として、優良な知的財産などのアセット(=資産)には常に興味があり、投資とリターンがわれわれの尺度にあうことを前提にいろいろな機会は積極的に検討していくのが基本のスタンスだ」と述べ、報道内容に対して明言を避けました。
そのうえで十時社長は、今年度から3年間の経営計画で1兆8000億円としている戦略投資の予算枠を超えても投資をする可能性があるか問われたのに対し「あまり考えていない。3年間で適切な規模でいい機会を見いだしてやっていきたい」と述べました。