「羽はばたく女性じょせい研究けんきゅう者しゃ賞しょう」最優秀さいゆうしゅう賞しょうに東大とうだい助じょ教きょう 森脇もりわき可奈かなさん

科学かがく技術ぎじゅつ振興しんこう機構きこうは女性じょせい初はつのノーベル賞しょう受賞じゅしょう者しゃマリー・キュリーの出身しゅっしん地ちであるポーランドの駐ちゅう日にち大使館たいしかんとともに若手わかての研究けんきゅう者しゃを対象たいしょうに「羽はばたく女性じょせい研究けんきゅう者しゃ賞しょう」を贈おくっています。

23日にち、東京とうきょう 目黒めぐろ区くで3回かい目めとなる賞しょうの授賞じゅしょう式しきが開ひらかれ、ことしの最優秀さいゆうしゅう賞しょうに選えらばれた東京とうきょう大学だいがく助じょ教きょうの森脇もりわき可奈かなさんに賞状しょうじょうやトロフィーなどが手渡てわたされました。

森脇もりわきさんは宇宙うちゅう物理ぶつり学がくが専門せんもんで、宇宙うちゅうの形成けいせいや進化しんかをめぐる謎なぞを機械きかい学習がくしゅうなどを使つかって解明かいめいする研究けんきゅうを進すすめていて、今後こんごの活躍かつやくが期待きたいされると評価ひょうかされました。

また、奨励しょうれい賞しょうに

▽有機ゆうき化学かがくが専門せんもんの近畿きんき大学だいがく助じょ教きょうの太田おおた圭けいさんと

▽生物せいぶつ統計とうけい学がくが専門せんもんのトロント大学だいがく助じょ教きょうの三谷みたに綾あやさんが選えらばれました。

国くにの調査ちょうさによりますと、研究けんきゅう者しゃのうち女性じょせいが占しめる割合わりあいが日本にっぽんは2021年ねんは17.5％と、OECD＝経済けいざい協力きょうりょく開発かいはつ機構きこうに加盟かめいする国くにや地域ちいきでもっとも低ひくく、科学かがく技術ぎじゅつ振興しんこう機構きこうは出産しゅっさんや結婚けっこんなどによるキャリアの中断ちゅうだんが課題かだいだとしています。

森脇もりわきさんは「物理ぶつり分野ぶんやでは女性じょせい研究けんきゅう者しゃが特とくに少すくないため、身近みぢかにロールモデルがおらず将来しょうらい像ぞうが想像そうぞうしにくいという声こえもある。今いまはサポートする制度せいどなどもあるため、興味きょうみがあれば迷まよわず進すすんでほしい」と話はなしていました。