ICC=
国際刑事裁判所の
主任検察官による、イスラエルのネタニヤフ
首相などへの
逮捕状の
請求について、
アメリカ政府の
高官は、28
日に
改めて批判する
一方で、
対抗措置としてICC
側に
制裁を
科すことについては「
正しいやり方だとは
思わない」と
述べて、
否定的な
考えを
示しました。
ICCのカーン主任検察官が5月20日に、戦争犯罪や人道に対する犯罪の疑いでイスラエルのネタニヤフ首相らの逮捕状を請求すると明らかにしたことをめぐり、アメリカのバイデン大統領は「言語道断だ」と批判し、ブリンケン国務長官は、ICCに対して何らかの措置をとる可能性を示唆していました。
これについて、ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は28日、記者会見で「アメリカは逮捕状の請求を支持しない」と改めて批判する一方で、「ICCに制裁を科すことは正しいやり方だとは思わない」と述べて、関係者への制裁には否定的な考えを示しました。
アメリカでは、野党 共和党の一部の議員から、ICCに対して制裁を科すべきだとの声があがっていて、バイデン政権の対応に関心が集まっています。