新型コロナウイルスの感染者が減少傾向にある中国で、祝日と重なった先の週末にかけ、人気観光地や主要都市に大勢の人が詰めかけました。これに対して衛生当局は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)はまだ到底終わっていないと警告しています。
安徽省の観光地、黄山で4日に撮影された写真には、何千人もの観光客らでぎっしり埋まった遊歩道の様子が映っていました。厳格な移動制限や都市封鎖が何カ月も続いた後、アウトドアを楽しもうと大勢の人がマスク姿で繰り出しました。
新規の感染者数が減る中で、中国政府は暫定的に、製造業やサービス業の再開に向けた取り組みを始めています。
しかしこの数週間は、再開を急いで流行の第2波が起きることを警戒する動きもみられるようになりました。