WHO=
世界保健機関のテドロス
事務局長は、
台湾から
人種差別的な
中傷を
受けたと
主張しましたが、
これに対して、
台湾の
捜査機関は、
根拠は
見つかっていないと
反論しています。
WHOのテドロス
事務局長は
今月8日の
記者会見で、
3か月前からインターネット
上で、
人種差別的な
中傷を
受けていると
明らかにし、「
攻撃は
台湾から
来た。
台湾の
外交部は
知っていたが、
何もせず、むしろ
私を
批判し
始めた」と
主張しました。
これに対して台湾の捜査機関、法務部調査局は10日、記者会見を開き、台湾から中傷が行われた根拠は見つかっていないと反論しました。
一方、調査局は、テドロス事務局長の発言後、ツイッターに「台湾人を代表して謝罪します」などという書き込みが100件以上投稿され、アカウントを分析した結果、中国のユーザーの間で拡散された疑いがあると指摘しました。
テドロス事務局長の主張には蔡英文総統も反論していて、9日、自身のフェイスブックに「台湾は長年国際組織から排除され、誰よりも差別と孤立の味を分かっている。テドロス事務局長にはぜひ台湾に来てもらい、差別を受けながらも国際社会に貢献しようと取り組む姿を見てほしい」と書き込んでいます。
WHOをめぐっては、アメリカのトランプ大統領から新型コロナウイルスへの対応が中国寄りだと批判を受けていて、テドロス事務局長は「ウイルスを政治化しないでほしい」と訴えています。