医療用の
高性能マスクが
不足していることから、
厚生労働省は
使い
終わったマスクを
再利用するよう
自治体を通じて
医療機関に
周知しました。「
N95」と
呼ばれる
マスクは
アメリカの
規格を
満たした
医療用高性能マスクで、
患者からの
検体の
採取など主に
感染リスクの
高い作業で
医療従事者が
使用しています。
厚生労働省によりますと、このマスクをめぐっては海外からの輸入が大幅に減っているため、医療現場で不足しているということです。
このため厚生労働省は、本来は使い捨ての「N95」マスクについて、使い終わったものを滅菌するなどしたうえで、再利用する例外的な対応をとるよう自治体を通じて医療機関に周知しました。
マスク不足に直面したアメリカの事例を参考に、滅菌の具体的な方法を示すとともに、ウイルスが生存できる時間を踏まえて、5枚のマスクを5日間のサイクルで1枚ずつ繰り返し使うことなどを紹介しています。
政府は「N95」マスクについて確保を進め、同じ性能を持つほかの医療用マスクとあわせて70万枚を今月中に全国の医療現場に配る方針だとしています。