これは子どもの心のケアに当たっている国立成育医療研究センターの医師が作成したもので、子どもたちの不安やストレスに親子で対処するための方法をまとめています。
この中では新型コロナウイルスの影響で日常生活を送れなくなっている子どもたちが、自分や家族が病気になるのではと不安を感じることや、ストレスにより頭痛や腹痛などの症状が現れたり、落ち着きがなくなるなど行動に変化がみられたりすることなどを解説しています。
そのうえで、親子で一緒に取り組むことができる対処法として子どもにも状況を分かりやすく説明してあげることや、いつもと同じ時間に起きるなど日常を維持することなどを紹介しています。
また親自身のストレスへの対処も重要なことから、家族や友達と連絡を取り合っているかや、家でも運動しているかなど親子でストレスに向き合うためのチェックリストも掲載しています。
作成に当たった国立成育医療研究センターの田中恭子医師は「子どもも大人もいつもと違う日常の中で、知らないうちに心身が疲れすぎることがある。一人で抱え込まずに信頼できる人や専門の相談窓口に連絡してほしい」と話していました。