新型コロナウイルスの
感染拡大を
受けて
外出制限が
続く南アフリカでは、
閉鎖中の
自然公園内の
路上にライオンの
群れが
現れ、
観光客がいない
中、
百獣の
王の
堂々とした
姿が
話題になっています。
南アフリカでは、ウイルスの
感染者が2600
人を
超え、
全土で
厳しい外出制限が
行われて
旅客機の
運航もすべて
停止されています。
東部にある野生動物の宝庫「クルーガー国立公園」も閉鎖され、サファリツアーはすべてキャンセルされています。
観光客がいない公園内を動物保護にあたるレンジャーが先週パトロールしていたところ、道路上に横たわっているライオンの群れに出くわし、その様子を撮影しました。群れは、メスと子どものライオン合わせて14頭で、中には珍しい白いライオンもいたということです。
写真を撮ったレンジャーのリチャード・サワリーさんはNHKの電話インタビューで「舗装された道路は、ふだんは多くのサファリカーが通り、ライオンはあまり近づかない。アスファルトは日中、温かくなるので、ライオンたちも気に入ったのだろう」と話していました。
「クルーガー国立公園」は広さ2万平方キロメートル近くと世界で最も大きい自然公園の1つで、毎年、およそ140万人が訪れています。