カナダ東部のノバスコシア州で、18日夜から19日にかけて、男がパトカーに似せた車で移動しながら複数の場所で銃を発砲し、女性警察官1人を含む少なくとも10人が殺害されました。
警察によりますと、男はノバスコシア州のガブリエル・ウォートマン容疑者(51)で、19日午前、州内のガソリンスタンド付近で追跡してきた警察と銃撃戦の末、射殺されたということです。
警察では、ほかにも被害者がいないかどうか確認を急ぐとともに、ウォートマン容疑者の行動や動機について調べを進めています。
地元メディアは、ウォートマン容疑者は州内の町で歯科技工士をしていたと伝えています。
事件を受けてカナダのトルドー首相は「私の心はこの悲惨な事件で犠牲になった人々とその家族とともにある」と述べました。
カナダでは銃の所持に規制があり、銃撃事件は少ないだけに、ふだん静かな町で起きた突然の事件に、住民の間には衝撃が広がっています。