“９月くがつ入学にゅうがく”検討けんとうを 宮城みやぎ 村井むらい知事ちじが知事ちじ会かいで訴うったえ 新型しんがたコロナ

宮城みやぎ県けんの村井むらい知事ちじは、新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで臨時りんじ休校きゅうこうが続つづく学校がっこうの再開さいかい時期じきについて、９月くがつに入学にゅうがくや始業しぎょうとすることも検討けんとうすべきだという考かんがえを示しめしています。

29日にちの会議かいぎでは、東京とうきょう都との小池こいけ知事ちじや神奈川かながわ県けんの黒岩くろいわ知事ちじらからも９月くがつの始業しぎょうについて賛同さんどうの声こえが上あがりました。そして村井むらい知事ちじは「反対はんたいの意見いけんもあると思おもうが、子こどもたちにしっかりと教育きょういくをすることが何なによりもベースになければならないと思おもっている。年度ねんど内ないでカリキュラムを全部ぜんぶこなせばいいということではない」と述のべ、改あらためて９月くがつの入学にゅうがくや始業しぎょうを訴うったえました。

そのうえで村井むらい知事ちじは、学校がっこうの再開さいかいをこれ以上いじょう延長えんちょうしなければ、現在げんざいの制度せいどで対応たいおうできるものの、さらに遅おくれれば、子こどもたちの学習がくしゅうに大おおきな影響えいきょうを及およぼすとしたうえで「そういった意味いみで、９月くがつにもう１いち回かい、仕切しきり直なおすというのは、非常ひじょうに時宜じぎにかなった対応たいおうだと思おもう」と述のべ、知事ちじ会かいとして、国くにに働はたらきかけるよう求もとめました。

村井むらい知事ちじ「選択肢せんたくし準備じゅんびを」

会議かいぎのあと、村井むらい知事ちじは会見かいけんを開ひらき「すでに政府せいふは、この問題もんだいについて検討けんとうを始はじめていると聞きいている。再開さいかい時期じきを前倒まえだおしするのではなく、後うしろ倒たおしなのだから、可能かのうだと思おもう」と述のべました。

そのうえで「現時点げんじてんでは、４月しがつ始業しぎょうを基本きほんに対応たいおうを検討けんとうしているが、今後こんご、再開さいかい時期じきが後うしろにずれ込ずれこみ、子こどもたちの学習がくしゅう機会きかいの確保かくほに大おおきな影響えいきょうが出でてしまってからでは遅おそい。だから、９月くがつの入学にゅうがくや始業しぎょうという選択肢せんたくしも準備じゅんびしておかないといけないということだ」と述のべました。

神奈川かながわ 黒岩くろいわ知事ちじ「あと４よんか月かげつ やるならやるという判断はんだんを」

全国ぜんこく知事ちじ会かいの新型しんがたコロナウイルス緊急きんきゅう対策たいさく本部ほんぶの会議かいぎのあと、神奈川かながわ県けんの黒岩くろいわ知事ちじは、休校きゅうこうが続つづく中なか、入学にゅうがくや新しん学期がっきの開始かいしの時期じきを９月くがつに変更へんこうすべきかどうか意見いけんが交かわされたことを受うけ「会計かいけい年度ねんどや就職しゅうしょくの時期じきなど、さまざまなことにつながり国家こっかの仕組しくみを変かえることができるかという問題もんだいだ。前向まえむきに考かんがえたいが、あと４よんか月かげつしかない中なかで社会しゃかいの大だい変革へんかくができるのかなんとも言いえない。やるならやるという判断はんだんをして議論ぎろんを進すすめるべきだ」と述のべました。

また、大型おおがた連休れんきゅう中ちゅうの外出がいしゅつ自粛じしゅくについて「いまは『神奈川かながわには来こないで』というメッセージを出だすのが精せいいっぱいだが、多おおくの人ひとが協力きょうりょくしてくれ感謝かんしゃしている。『その外出がいしゅつは命いのちより大事だいじなものですか』と徹底てってい的てきな外出がいしゅつ自粛じしゅくをお願おねがいしたい」と、改あらためて外出がいしゅつ自粛じしゅくを強つよく訴うったえました。

愛媛えひめ 中村なかむら知事ちじ 意見いけん書しょで「性急せいきゅうな導入どうにゅうには反対はんたい」

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいで休校きゅうこうが続つづく中なか、一部いちぶの知事ちじなどから入学にゅうがくや新しん学期がっきの開始かいしの時期じきを９月くがつに変更へんこうするよう求もとめる意見いけんが出でていることについて、愛媛えひめ県けんの中村なかむら知事ちじは「議論ぎろんを今後こんご進すすめることに異論いろんはないが、性急せいきゅうな導入どうにゅうには反対はんたい」とする意見いけん書しょを、全国ぜんこく知事ちじ会かいに提出ていしゅつしました。

全国ぜんこくで臨時りんじ休校きゅうこうが続つづく中なか、一部いちぶの知事ちじが、子こどもたちの学習がくしゅう機会きかいを確保かくほするため、入学にゅうがく時期じきや新しん学期がっきの開始かいし時期じきの、９月くがつへの変更へんこうを検討けんとうすべきだとする意見いけんをまとめました。

愛媛えひめ県けんの中村なかむら知事ちじは、この問題もんだいを議論ぎろんする予定よていだった29日にちの全国ぜんこく知事ちじ会かいの緊急きんきゅうのウェブ会議かいぎを所用しょようで欠席けっせきするにあたって、意見いけん書しょを提出ていしゅつしました。

この中なかで中村なかむら知事ちじは「導入どうにゅうの議論ぎろんを今後こんご進すすめることに異論いろんはないが、今年度こんねんどを含ふくめた性急せいきゅうな導入どうにゅうについては反対はんたいだ」としています。

その理由りゆうとして、▽行政ぎょうせいが集中しゅうちゅうすべきは感染かんせん拡大かくだい阻止そしや医療いりょう体制たいせい整備せいびで、ほかの問題もんだいに時間じかんと手間てまを割さくことに抵抗ていこうを感かんじる、▽社会しゃかい全体ぜんたいの受け入うけいれ態勢たいせいなしに拙速せっそくに進すすめると、学生がくせいの人生じんせいはもとより企業きぎょうにも混乱こんらんを招まねきかねない、▽学業がくぎょうと感染かんせんへの不安ふあん感かんに日々ひび向き合むきあっている子こどもの心こころに与あたえる負担ふたん感かんに思おもいをはせるべき、それに、▽学業がくぎょうと生活せいかつの両立りょうりつが困難こんなんな大学生だいがくせいの救済きゅうさいを最もっとも優先ゆうせんすべきことなどを挙あげています。