消防によりますと、23日午前11時45分ごろ、京都市東山区の産寧坂で通りかかった人から「桜の木が倒れ男性が下敷きになっている」という通報がありました。
消防がかけつけたところ、産寧坂の通り沿いの桜の木が倒れていて、下敷きになっていた男性1人をまもなく救助したということです。
男性は意識はありますが、歩くのが難しい状態で、病院に搬送されたということです。
倒れてきた桜の木は直径が40センチほどあったということです。
現場では桜の木が坂をふさぐ形で倒れていて、警察は付近を通行止めにして、詳しい状況を調べています。
現場は清水寺の仁王門から200メートル余りの産寧坂と呼ばれる坂で多くの観光客が行き交う場所だということです。
23日午後0時半ごろにNHKのカメラマンが現場で撮影した映像では、折れた木が狭い石畳の階段に覆いかぶさるように倒れていることが確認できます。
周囲には規制線が張られ、駆けつけた救急隊員や警察官などが対応にあたっています。