今月20
日、
伊豆諸島沖で
海上自衛隊の
ヘリコプター2
機が
訓練中に
墜落した
事故で、
海上自衛隊は
これまでに
名前を
公表している2
人の
機長以外の
搭乗員6
人全員の
名前を
公表しました。
長崎県の大村航空基地所属の機体に乗っていたのが、
副操縦士の西畑友貴 2等海尉と、
航空士の福留崇文 3等海曹、
航空士の甲斐仁蔵 海士長です。
徳島県の小松島航空基地所属の機体に乗っていたのが、
副操縦士の山下夏輝 3等海尉と、
航空士の廣田真 海曹長、
航空士の堂園優作 2等海曹です。
死亡が確認された1人は西畑2等海尉だということです。
海上自衛隊は2機の機長について、大村航空基地所属の松田拓也 3等海佐と小松島航空基地所属の板村一輝 3等海佐だと明らかにしています。
また海上自衛隊は今回の訓練は部隊の技量を幹部が確認する「査閲」と呼ばれる検定の最中に起きていたことを明らかにしました。
今回の「査閲」は海上自衛隊の中核となる護衛艦隊の司令官が実施し、事故が起きたときは複雑な作戦環境の中で、潜水艦の捜索を行っていたということです。
海上自衛隊トップの酒井良 海上幕僚長は会見で「査閲は個々の隊員などの練度を向上させる訓練とは異なり、部隊としての高度な戦術判断や複雑な部隊運用を必要とするものだ。極めて高い練度をもって、この訓練に従事していた優秀な隊員の死亡を確認し、7人が行方不明となっているのは痛恨の極みだ。捜索救難に全力で取り組み、同様の事故を二度と起こさないよう、原因を究明し、再発防止に努めていく」と述べました。