アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビやドバイで先週発生した前例のない規模の洪水は、道路を川に変え、商業施設や住宅に雨水が流れ込むなどの被害をもたらしました。雨がやみ、雲が消えた後も、洪水に見舞われた地点で水がたまり続ける状況が衛星画像から確認できます。
16日から17日にかけ、UAE最大の人口を抱えるドバイでは12時間で1年分に相当する雨量を記録。さらに東側の地域では、24時間以内で2年分に迫る量の雨が降りました。
19日にUAE上空を通過した人工衛星「ランドサット9号」が捉えた画像には、洪水時の水が依然として広範囲に残る様子が写っています。米航空宇宙局(NASA)と米地質調査所(USGS)が運営する同衛星は、地球表面の詳細な画像を収集します。