24
日午前、
福島第一原子力発電所で
所内の
設備に
電気を
供給する
系統の
一部が
停止し、
処理水の
海への
放出が
止まるなどの
影響が
出ています。
核燃料デブリ
などの
冷却は
継続しているということで、
東京電力が
原因を
調べています。
東京電力によりますと、24日午前10時43分ごろ、福島第一原発で所内の設備に電気を供給する電源のうちA系統と呼ばれる系統が停止したということです。
この影響で、今月19日から行われている処理水の海への放出が自動的に停止したということです。
13年前の事故で溶け落ちた核燃料デブリや使用済み核燃料の冷却など安全上重要な設備への電気の供給はほかの電源に切り替えるなどして継続しているということで、周辺の放射線量を測定するモニタリングポストなどの値にも異常はないということです。
東京電力が原因を調べています。
また、電源が停止した直後の午前10時47分ごろには、敷地内の大型機器点検建屋西側の屋外で掘削作業をしていた作業員が負傷し、救急車での搬送を要請したということです。
負傷した作業員は意識はあるということで、東京電力は今回の電源の停止との関係を確認しているとしています。