米検察当局は23日、米連邦政府機関や防衛関連企業が保有する機密データを標的とした大規模なハッキング活動をめぐり、イラン人4人を通信およびコンピューター詐欺などの罪で起訴したと発表しました。
検察当局が23日に公開した起訴状によると、ハッカーらの標的には国務省や財務省のほか、機密情報を扱う国防総省の請負業者を含む十数社の米企業が含まれていました。
ハッキングは長期にわたり米・イラン関係に緊張をもたらしてきた要因の一つです。FBIのクリストファー・レイ長官は22年、ボストン小児病院への「卑劣な」サイバー攻撃について、イラン政府の支援を受けたハッカーを非難しました。イラン政府は関与を否定しました。