横浜よこはま市し教育きょういく委員いいん会かいは4年ねん前まえ、市内しないの中学校ちゅうがっこうの2年生ねんせいの女子じょし生徒せいとがいじめを理由りゆうに自殺じさつした問題もんだいを受うけ、平成へいせい26年度ねんど以降いこうに起おきた児童じどう・生徒せいとの自殺じさつ41件けんのうち、学校がっこうの調査ちょうさのみで終おわっていた事案じあんについては、いじめの疑うたがいがなかったか外部がいぶの弁護士べんごしによる点検てんけんを行おこなっています。

こうした中なか、教育きょういく委員いいん会かいは24日にち会見かいけんを開ひらき、41件けんの中なかに横浜よこはま市立しりつの同おなじ学校がっこうに通かよう生徒せいと2人にんが令りょう和わ4年度ねんどに相次あいついで自殺じさつした事案じあんがあったことを明あきらかにしました。

このうち1人にんの生徒せいとについては遺族いぞくからいじめの訴うったえがあり、いじめ防止ぼうし対策たいさく推進すいしん法ほうで定さだめる「重大じゅうだい事態じたい」として今後こんご調査ちょうさすることを検討けんとうしているということです。

法律ほうりつでは、いじめによって自殺じさつや不ふ登校とうこうなどが起おきた場合ばあい、再発さいはつを防止ぼうしするため速すみやかに「重大じゅうだい事態じたい」として調査ちょうさするよう義務ぎむづけています。

その調査ちょうさをまだ始はじめていないことについて、教育きょういく委員いいん会かいは「遺族いぞくの意向いこうを最さい優先ゆうせんに判断はんだんしたが、国くにのガイドラインに合あっていないところもあるかもしれない」と話はなしています。

また、もう1人にんの生徒せいとについては、専門せんもん家かによる詳細しょうさいな調査ちょうさをすでに行いっているということです。

同おなじ学校がっこうで生徒せいとの自殺じさつが相次あいついだことについて、横浜よこはま市し教育きょういく委員いいん会かいは「あってはならない事態じたいで、大切たいせつな子こどもの命いのちを守まもれなかったことを深ふかく反省はんせいしている」と話はなしています。

いじめに関にかんする相談そうだん 文科ぶんか省しょうや各地かくちの行政ぎょうせいなど窓口まどぐちで受け付うけつけ

いじめに関にかんする相談そうだんは、文部もんぶ科学かがく省しょうや各地かくちの行政ぎょうせいなどの窓口まどぐちで受け付うけつけています。

▽文部もんぶ科学かがく省しょうの「24時間じかん子供こどもSOSダイヤル」は0120-0-78310。

休日きゅうじつを含ふくむ24時間じかん、通話つうわは無料むりょうで対応たいおうしています。

また、

▽横浜よこはま市しの「学校がっこう生活せいかつあんしんダイヤル」は045-624-9081。

火曜日かようびから金曜日きんようびまで、午前ごぜん9時じから午後ごご5時じまで受け付うけつけています。