米航空宇宙局(NASA)とフィンランドの通信機器大手ノキアが手を組んで、月に第4世代移動通信システム(4G)を導入する計画を進めています。人類が月や火星に長期滞在する未来を見据え、メールの送受信や動画配信などのサービスに使うことを想定しています。
4Gの設備は今年打ち上げられる米スペースX社のロケットに搭載される予定。月の南極にシステムを設置して、地球から遠隔操作で制御します。
4Gネットワークはノキアのベル研究所で市販の部品を使って構築され、米インテュイティブ・マシーンズ社の着陸船に搭載されます。設置が完了した後は無線装置を介して着陸船に接続され、月面で氷を探す探査車2台と通信します。