山口県下松市で、ふだんは
深夜に
行われる
鉄道車両の
陸上輸送が
日中に
特別に
公開され、
多くの
鉄道ファンが
詰めかけました。
お披露目されたのは、下松市の日立製作所で製造した台湾に出荷する特急車両、「EMU3000」の2両の先頭車両で、1両の長さが21.7メートルあります。
午前10時、車両を載せた2台の大型トレーラーは1.5キロ余り離れた下松駅に向かって出発しました。
沿道には多くの鉄道ファンが詰めかけ、ふだんは見られない陸上輸送の様子を撮影していました。
訪れた20代の男性は「鉄道車両が信号機や歩道橋の下を通る姿はなかなか見られないので、貴重な光景を見られてよかったです」と話していました。
鉄道車両の輸送は、通常、交通に影響のない深夜の時間帯に行われていますが、今回は市制施行85周年を記念して特別に公開したということです。
この車両は年内に船で台湾に運ばれ、現地で整備や試験走行が行われる予定です。