衆議院しゅうぎいん長崎ながさき3区くの補欠ほけつ選挙せんきょは、開票かいひょうが終了しゅうりょうしました。

▽山田やまだ勝彦かつひこ (立りつ民みん・前ぜん) 当選とうせん 5万まん3381票ひょう

▽井上いのうえ翔しょう一朗いちろう (維新いしん・新しん) 2万まん4709票ひょう

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの前ぜん議員ぎいんで社民党しゃみんとうが推薦すいせんした山田やまだ氏しが、日本にっぽん維新いしんの会かいの新人しんじんで教育きょういく無償むしょう化かを実現じつげんする会かいが推薦すいせんした井上いのうえ氏しを抑おさえ、2回かい目めの当選とうせんを果はたしました。

山田やまだ氏しは44歳さい。前回ぜんかい・3年ねん前まえの衆議院しゅうぎいん選挙せんきょでは長崎ながさき3区くで議席ぎせきを確保かくほできなかったものの、比例ひれい代表だいひょうの九州きゅうしゅうブロックで復活ふっかつ当選とうせんしました。今回こんかいの選挙せんきょ戦せんで山田やまだ氏しは、離島りとうの活性かっせい化かや農業のうぎょうの振興しんこう、それに政治せいじの刷新さっしんなどを訴うったえました。その結果けっか、立憲りっけん民主みんしゅ党とうやいわゆる無党派むとうは層そうなどから幅広はばひろく支持しじを集あつめました。

山田やまだ氏し「政治せいじとカネの問題もんだいへの怒いかり 政権せいけん交代こうたいへの期待きたい」

当選とうせんした山田やまだ氏しは「有権者ゆうけんしゃの皆みなさんが持もつ政治せいじとカネの問題もんだいに対にたいする怒いかり、政権せいけん交代こうたいへの期待きたいの結果けっかと受け止うけとめている。岸田きしだ政権せいけんの政策せいさくは国民こくみんの声こえが反映はんえいされていないので、政策せいさく論争ろんそうをしっかり行おこない、裏金うらがね作づくりを2度どとさせないための政治せいじ改革かいかくを進すすめる」と述のべました。

井上いのうえ氏し「政治せいじ改革かいかくの道みちが断たたれたわけではない」

及およばなかった井上いのうえ氏しは「新人しんじん候補こうほということもあり準備じゅんび期間きかんが非常ひじょうに短みじかく、これが有権者ゆうけんしゃの今いまの私わたしに対にたいする評価ひょうか。政治せいじ改革かいかくの道みちが断たたれたわけではなく、次つぎのきたるべき大おおきな選挙せんきょに向むけてしっかり頑張がんばっていきたい」と述のべました。

投票とうひょう率りつ35.45％ 過去かこ最低さいてい

長崎ながさき3区くの投票とうひょう率りつは35.45％で3年ねん前まえ・令りょう和わ3年ねんの衆議院しゅうぎいん選挙せんきょの投票とうひょう率りつと比くらべ25.48ポイント低ひくくなりました。また、過去かこ最低さいていだった平成へいせい26年ねんの衆議院しゅうぎいん選挙せんきょと比くらべても16.13ポイント低ひくくなり、過去かこ最低さいていを更新こうしんしました。

今回こんかいは、全国ぜんこく的てきに行おこなわれる総そう選挙せんきょとは違ちがい補欠ほけつ選挙せんきょであったことや自民党じみんとうが長崎ながさき県内けんないの国政こくせい選挙せんきょでは結党けっとう以来いらい初はじめて公認こうにん候補こうほの擁立ようりつを見送みおくったことから選挙せんきょ前まえから投票とうひょう率りつの大幅おおはばな低下ていかを懸念けねんする声こえが出でており、投票とうひょう率りつの行方ゆくえも注目ちゅうもく点てんの1つとなっていました。