三井物産最終利益1兆600億円余円安も影響 2年連続1兆円超え - Easy News

大手おおて商社しょうしゃ、三井みつい物産ぶっさんの2023年度ねんど、1年間ねんかんの決算けっさんは、最終さいしゅう的てきな利益りえきが1兆ちょう600億おく円えん余あまりで、過去かこ最高さいこうだった前年度ぜんねんどに次つぐ、これまでで2番目ばんめに高たかい水準すいじゅんとなりました。海外かいがいでのインフラ関連かんれんのビジネスなどで利益りえきが増加ぞうかし、円えん安やすも追い風おいかぜとなりました。

三井みつい物産ぶっさんが1日にちに発表はっぴょうした昨年度さくねんど1年間ねんかんのグループ全体ぜんたいの決算けっさんは、最終さいしゅう的てきな利益りえきが1兆ちょう636億おく円えんで、前まえの年度ねんどより5.9％の減少げんしょうとなったものの、2年ねん連続れんぞくで1兆ちょう円えんを超こえ、これまでで2番目ばんめに高たかい水準すいじゅんとなりました。

製鉄せいてつ用ようの原料げんりょう炭すみなどの価格かかくは下落げらくしたものの、資源しげんやエネルギー関連かんれんの事業じぎょうが全般ぜんぱんに堅調けんちょうだったほか、ヨーロッパでの鉄道てつどう関連かんれん事業じぎょうの売却ばいきゃくなどで利益りえきが増加ぞうかしました。

また、円えん安やすが海外かいがい事業じぎょうの追い風おいかぜとなり、最終さいしゅう利益りえきでの押し上おしあげ効果こうかは、円えん安やすがすでに進すすんでいた前まえの年度ねんどから、さらに610億おく円えん上積うわづみされたということです。

堀ほり健一けんいち社長しゃちょうは記者きしゃ会見かいけんで、円えん安やすが業績ぎょうせきの追い風おいかぜになった点てんを説明せつめいした一方いっぽうで、「為替かわせは安定あんていしているほうが経営けいえいはしやすく、急激きゅうげきな円えんの動うごきには警戒けいかいすべきだ。為替かわせへのいちばんの対応たいおう策さくは世界中せかいじゅうの仕事しごとを分散ぶんさんさせることだ」と述のべ、為替かわせの影響えいきょうも考慮こうりょしながら事業じぎょうのバランスを重視じゅうしする考かんがえを示しめしました。