アマゾン、シンガポールへのクラウドインフラ投資額とうしがくを「2兆ちょう6800億円おくえんに倍増ばいぞう」へ

アマゾンは、シンガポールにおけるクラウドコンピューティングのインフラを拡大かくだいするために120億おくシンガポールドル（約やく1兆ちょう3000億円おくえん）を追加投資ついかとうしする計画けいかくで、シンガポールへの投資総額とうしそうがくを235億おくシンガポールドル（約やく2兆ちょう6800億円おくえん）に倍増ばいぞうさせる。

アマゾン ウェブ サービス（AWS）が今後こんご4年間ねんかんで実施じっしするこのプロジェクトにより、同社どうしゃはクラウドコンピューティングサービスの需要増じゅようぞうに対応たいおうし、東南とうなんアジア全域ぜんいきで人工知能じんこうちのうの導入どうにゅうを加速かそくさせる狙ねらいだ。

AWSシンガポールでカントリー・マネージャーを務つとめるプリシラ・チョンは、声明せいめいの中なかで、「AWSは10年以上前ねんいじょうまえに、最初さいしょのアジア太平洋地域たいへいようちいきの拠点きょてんをシンガポールで立たち上あげました。それ以来いらい、クラウドと先進技術せんしんぎじゅつによってシンガポールの経済けいざい、労働力ろうどうりょく、デジタル能力のうりょくの成長せいちょうを支援しえんすることに深ふかくコミットしてきました」と語かたる。

「AWSは、2024年ねんから2028年ねんにかけてシンガポールにおけるクラウドインフラ投資とうしを倍増ばいぞうし、顧客こきゃくの需要じゅようをサポートするとともに、魅力的みりょくてきな地域ちいきイノベーションの発信地はっしんち、そしてデジタル競争きょうそうにおけるグローバルリーダーとしてのシンガポールの地位向上ちいこうじょうに貢献こうけんしていきます」

アマゾンは2023年ねんまでに同国どうこくで115億おくシンガポールドル（約やく1兆ちょう3000億円おくえん）を投資とうししており、スーパーアプリのGrab（グラブ）、シンガポール海事港湾局かいじこうわんきょく、保険会社ほけんがいしゃのシングライフなどが同社どうしゃのクラウドサービスを利用りようしている。

AWSは、アップルやマイクロソフトとともに、クラウドインフラを拡大かくだいし、東南とうなんアジアでのAI導入どうにゅうを加速かそくさせている。同社どうしゃは、今回こんかいの追加投資ついかとうしにより、2028年ねんまでに1万まん2000人以上にんいじょうの雇用こようが創出そうしゅつされる見込みこみだと述のべた。

「この投資とうしは、経済成長けいざいせいちょうとクラウド導入どうにゅうを促進そくしんし、シンガポール経済全体けいざいぜんたいに波及効果はきゅうこうかをもたらすでしょう」とチョンは話はなす。

「また、AWSによる地域経済ちいきけいざいへのさらなる貢献こうけん、例たとえば、地域ちいきのデジタル人材じんざいのスキルアップ、再生可能さいせいかのうエネルギー・プロジェクトの開発かいはつ、AWSが事業じぎょうを展開てんかいする地域社会ちいきしゃかいへの好影響こうえいきょうの創出そうしゅつなどももたらします」