G20の
外相会合に
出席するためインドネシアを
訪問したロシアのラブロフ
外相とトルコのチャウシュオール
外相が7
日、
現地で
会談しました。
ロシア外務省は会談後の声明で「ウクライナ情勢を中心に意見が交わされた。ウクライナ側は欧米の支援を受け、和平に向けたこれまでの合意を後退させようとする軍事的な野心を示しているが、ロシアは決して受け入れられないという立場を強調した」とし、トルコを仲介役としたことし3月の停戦交渉の内容からウクライナ側が逸脱していると一方的に批判しました。
また「黒海でのロシアとトルコの相互活動など国際的な課題についても議論した」とし、ウクライナ産の穀物の海上輸送をめぐる問題についても話し合ったとみられます。
一方、ロシアの貨物船がウクライナで収穫された穀物を持ち去り、その後、トルコ当局に拿捕(だほ)されたと伝えられている問題について直接は触れていません。
両外相はプーチン大統領とエルドアン大統領の首脳会談に向け、引き続き調整する方針を確認したということです。
プーチン大統領 さらに攻勢を強める姿勢示す
ロシアのプーチン
大統領は7
日、クレムリンで
開かれた
議会幹部との
会合で
演説し、ウクライナへの
軍事侵攻について「
欧米側はわれわれを
戦場で
打ち
負かそうとしているようだが、
私が
言えるのは『やってみたらいいだろう』ということだ」と
述べ、ウクライナへの
軍事支援を
続ける欧米側を
けん制しました。そのうえで「ウクライナでは
本格的には
何も
始まっていないことを
知るべきだ」と
述べ、
今後さらに
攻勢を
強める姿勢を
示しました。
また停戦交渉について「われわれは交渉を拒否することはない。しかしウクライナは交渉を拒めば拒むほどわれわれとの交渉がさらに厳しくなることを理解すべきだ」と述べ、ウクライナ側を批判しました。
またプーチン大統領は経済制裁について「ロシアに対する違法な措置はわれわれに困難をもたらしている。しかし欧米側の目的はロシア経済に大きな打撃を与えるだけでなく、われわれの社会に不和や混乱をもたらし士気をくじくことだったが、彼らにとっては誤算だった。何も起こらなかったし何も起きないだろう」と述べ、制裁はロシアの作戦の妨げにはならないと強気の姿勢を示しました。
ロシア議会下院 エネルギー委員会「サハリン1にも影響」
日本の
大手商社も
出資するロシアの
石油・
天然ガス開発プロジェクト「サハリン2」をめぐり、ロシア
議会下院のエネルギー
委員会のザワリヌイ
委員長は7
日、
大統領令で
事業主体をロシアの
管理下に
移さざるをえなくなったのは
各国による
制裁の
影響だと
述べました。そのうえで「
これは
明らかにサハリン1にも
影響する」と
述べ、サハリン
沖で
日本の
大手商社も
進めている
石油・
天然ガス開発事業「サハリン1」についてもロシアの
管理下に
置くべきだという
考えを
示しました。
ただこれについてロシア大統領府のペスコフ報道官は7日「ロシアは自国の利益を最優先にし、いずれも個別に決定がなされる」と述べ、具体的に決まっていないとして慎重な姿勢を示しています。
ロシア議会下院 特定企業に物資提供を強制する法案審議進む
ウクライナへの
軍事侵攻が
長期化する
中、ロシアの
議会下院では
政府が
国外で
活動する
軍や
治安機関を
支援するため、
特定の
企業に対して物資の
提供を
強制する
法案の
審議が
進んでいます。
議会下院は法案が必要とされる背景について、ウクライナでの「特別軍事作戦」によって兵器の修理や物資の供給に関する需要が短期的に増すとしています。そしてこうした需要に迅速に対応するためには経済の特定の分野に一時的に労力を集中させる必要が生じるとしたうえで、政府は軍需産業を動員し生産能力を高めるとしています。
イギリス国防省は7日の分析で法案は採択される可能性が高いとしたうえで、その目的については「国民が神経質になる国家動員の宣言を正式に出すことを避け『特別軍事作戦』を支援するためとみられる」と指摘しました。
ウクライナ検事総長“ロシアの戦争犯罪 2万1000件以上”
ウクライナのベネディクトワ
検事総長はイギリスの
公共メディアBBCの
取材に対し、
捜査に
当たっているロシアによる
戦争犯罪は2
万1000
件以上に
上ると
明らかにしました。そのうえで
市民を
殺害したり
拷問したりしたロシア
軍の
兵士に対し「
法廷に
立たされるのは
時間の
問題だと
認識すべきだ」と
警告しました。
ドネツク州知事“クラマトルシク 1人死亡 6人けが”
ウクライナ
東部ドネツク
州のキリレンコ
知事は7
日、ロシア
軍がクラマトルシクの
中心部をミサイルで
攻撃し、
これまでに1
人が
死亡、6
人がけがをしたと
発表しました。キリレンコ
知事がSNSに
投稿した
動画では、
建物の
近くにミサイル
攻撃によるものとみられる
大きな穴や
焼けた
車などが
確認できます。
キリレンコ知事は「これは民間人への意図的な攻撃だ。われわれがロシア軍を追い出すまで続くだろう」として住民に避難を呼びかけています。
ドネツク州では5日にもクラマトルシクの北にあるスロビャンシクで中央市場が砲撃を受けて少なくとも2人が死亡、7人がけがをするなど、住民が巻き込まれる被害が相次いでいます。
ロシア軍部隊再編か
ロシア
軍の
動きについてイギリス
国防省は7
日に
発表した
分析で「ロシア
側はドネツク
州の
最前線では
激しい砲撃を
続けているが、
領土の
掌握はわずかにとどまっていて
部隊の
再編を
進めている」と
指摘しました。
ロシア軍は東部ルハンシク州での戦闘が激しい消耗戦となったことから、ドネツク州の完全掌握に向けて当面は部隊を再編し、その後、本格的な攻勢に乗り出すとみられています。
ロシアのプーチン大統領は7日、クレムリンで開かれた会合でウクライナ東部2州について「ロシア政府は人々を助けるためにはあらゆる手を尽くす」と述べ、ロシア系住民の解放を名目に軍事侵攻を続ける考えを強調しました。
円相場 一時156円台後半まで値下がり 34年ぶり円安水準更新
26日の東京外国為替市場では、日銀の金融政策決定会合の結果や、植田総裁の記者会見での発言を受けて、円相場は、一時、1ドル=156円台後半まで値下がりしました。その後、夕方には急激に2円近く円高方向に変動したあと、再び、1ドル=156円台に値下がりする荒い値動きの場面もありました。
Source: NHK
Apr 26, 2024 18:04
宗教の信仰背景の児童虐待 こども家庭庁が初の実態調査
親が子どもに宗教活動を強制するなど、保護者による宗教の信仰を背景にした児童虐待の実態についてこども家庭庁が初めて調査を行いました。その結果、児童相談所が虐待にあたると判断した事例は去年9月までの1年半に、全国で47件あったことがわかりました。いわゆる「宗教2世」への聞き取りや書面での調査では「誰に相談してよいかわからなかった」といった声が寄せられ、子どもが助けを求めることができる環境の整備が課題となっています。
Source: NHK
Apr 26, 2024 13:04
岸田首相 来月1日からフランスと南米 3か国訪問へ
岸田総理大臣は、来月1日から6日間の日程でフランス、ブラジル、パラグアイの3か国を訪問することになりました。フランスではOECDの閣僚理事会に議長国として出席するほか、ブラジルでは日本の総理大臣として10年ぶりに政策スピーチを行う予定です。
Source: NHK
Apr 26, 2024 12:04
IHI原動機のデータ改ざん「重く受け止め 厳正に対応」国交相
エンジンメーカーのIHI原動機が、船舶用のエンジンなどの燃費性能のデータを改ざんしていた問題について、斉藤国土交通大臣は、26日の閣議のあとの記者会見で「極めて遺憾で重く受け止めている。必要な調査を速やかに実施し、厳正に対応したい」と述べました。
Source: NHK
Apr 26, 2024 12:04
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