東京の公園で、カシノナガキクイムシという虫が原因で木が枯れる 被害が増えています。この虫は5mmぐらいの大きさで、5月から7月にコナラやクヌギに穴を開けて卵を産みます。

NHKが23区に聞くと、中野区の公園では20本ぐらいが被害を受けて、倒れる危険があることがわかりました。公園は木の近くに行くことを禁止しています。中野区は5年の間に、被害を受けた木を30本以上切りました。ほかの区では、虫が開けた穴から木の液が出るため、蜂が集まって困ったところもありました。
木を守る 作業をしている会社は「この虫は東京にはあまりいませんでしたが、自然の環境が変わって増えています。そして、暑さで木が弱くなって虫の被害を受けやすくなっています」と話しています。