アメリカの
大手鉄鋼メーカー、USスチールの
買収計画を
進める日本製鉄は、アドバイザーとして
トランプ政権で
国務長官を
務めたポンペイオ
氏を
雇ったとアメリカ
メディアが
伝えました。
日本製鉄による買収計画はことし4月にUSスチールの株主総会で承認された一方、鉄鋼業界の労働組合、USW=全米鉄鋼労働組合が計画に一貫して反対しています。
さらにバイデン大統領も買収計画に否定的な見解を示しています。
これに関連してアメリカのメディア、ブルームバーグは19日、日本製鉄がアドバイザーとしてトランプ政権で国務長官を務めたマイク・ポンペイオ氏を雇ったと伝えました。
この買収計画をめぐっては、トランプ前大統領も大統領に再び就任した場合、買収を認めない考えを明らかにしています。
ポンペイオ氏は、このほど開かれた共和党の全国党大会でも演説を行っており、トランプ氏に近い存在として知られています。
このためトランプ氏が政権を奪還した場合に備えた動きではないかという見方も出ています。