ロシア国営のガス会社ガスプロムが、ヨーロッパ向けの天然ガス・パイプラインを3日間、停止すると発表しました。
国営ロシア通信によりますと、ガスプロムは19日、ノルドストリーム1によるヨーロッパへの天然ガスの供給を今月31日から来月2日まで停止すると発表しました。
定期メンテナンスのためだと説明しています。
ノルドストリーム1はロシアの天然ガスをドイツ経由でヨーロッパに送る大動脈で、ロシアメディアによりますと、供給停止の発表後、ヨーロッパのガス価格は7%跳ね上がりました。
ガスプロムは6月以降、供給量を段階的に減らしていて、現在は本来の供給能力の2割程度にとどめています。
また、EUは来年3月まで、天然ガスの消費を自主的に15%減らすことで合意しています。