豊後高田市城前三杉谷の山中に、傘の直径が30センチを超える大型のキノコ「ニオウシメジ」が群生しています。傘が幾つも集まった一株の直径が1.2メートル以上の大きなものもあります。
近くの会社員山添恵一さん(65)が、杉林のあちこちに白っぽい巨大なキノコが20株ほどあるのを見つけました。昨年もありましたが、数が少なく気に留めなかったということです。県農林水産研究指導センターきのこグループ(豊後大野市)に問い合わせ、ニオウシメジと分かりました。
センターによると、在来種で木くずなどを栄養に育ち、傘が開く前はおいしく食べることができます。県内では年に数件の目撃情報が寄せられるということです。