2日の朝、東京の外国為替市場で円が安くなって、1ドル140円まで下がりました。
1日、アメリカの経済が予想よりよくなっていることがわかりました。このため、アメリカではこれからも利子が上がると考えた人が円を売って、ドルを買っているようです。
前に、1ドル140円まで円が下がったのは、24年前の1998年です。このとき日本では、大きな銀行や証券会社が倒産して、経済がとても悪くなっていました。
円が安くなると、外国に品物を輸出する会社は、利益が増えます。
反対に、食べ物やエネルギーを輸入するときにたくさんのお金が必要になります。専門家は、来年3月まで1ドル140円が続いた場合、2人以上の家族は、生活に必要なお金が前の年より7万8400円多くなると言っています。